ANA SFC獲得修行
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修行 (しゅぎょう)
SFC獲得条件であるプラチナやダイアモンド会員になるため、もしくは、前年度のプラチナやダイアモンドのステータスを維持するために、本来搭乗する必要の無い飛行機にのってマイル数やプレミアムポイント数を稼ぐこと。

例えば、東京~大阪間を年間で20回程度出張するサラリーマンAさんの場合、年間搭乗数は往復で40回。シャトル往復運賃を利用していれば、東京~大坂間は片道280マイルなので、1回あたり280ポイント×国内線2倍+400搭乗ポイント=960ポイントのプレミアムポイントが得られる。これが40回なので38400ポイント。プラチナ獲得条件である50000ポイントにはちょっと届かない。残り11600ポイントを得るにはさらに13回分を東京~大坂間を飛ぶ必要があるわけだが、この不足分を自腹で搭乗した場合、この13フライト分を「修行」と呼ぶ。中には最初から最後まで自費で修行する人もいる。

修行のスタイルにもいろいろある。てっとり早くプレミアムポイントの不足分を補うため、空港から一歩も出ずにひたすら飛行機に乗り続ける人もいれば、観光をかねて旅をする人もいる。中には札幌に飛びそのままUターンしてくるのは味気ないと、市内まで出てラーメン一杯食べて帰ってくるという人もいる。当然、不足分を考慮していつもなら近場で済ませていた家族旅行を思い切って沖縄にしたり海外にしたりするという、修行と呼んでいいのかわからないパターンもあるだろう。

また、行き先もそれぞれ個性があって面白い。可能な限り修行にかかる総費用を抑えようと、PP単価(1プレミアムポイントあたりの費用)が低くなる長距離路線(多くは沖縄)ばかり狙う人もいれば、同じ路線には二度と搭乗せずに全国一筆描きを試みる人や、全国に空港を制覇する、ANA機材を全種類制覇するなどそれぞれの「修行テーマ」を決めて修行をしている人も多い。もちろんそういったテーマを決めてかかると、総費用は高くなりがちだが、ただただ漫然と同じ場所を行ったり来たりするのでは修行という名に相応しい行為ではあるものの、正直面白くないと言っておこう。

私が修行をし終わった冷静になって自己分析した「プラチナ・SFCは修行してまで得る価値が果たしてあるのか ~自費修行僧の真意~」にも記述したが、「プラチナを獲るんだ」「SFCを獲るんだ」と言いつつも結局のところ修行は、高い金を払って空の旅で日本全国を巡る、大人の遊びである。

2007年まではプラチナ達成基準に年間50回搭乗するというのもあったため、羽田~大島・八丈島や福岡~対馬、沖縄~宮古など短距離・短時間の路線をひたすら往復したりぐるぐる回ったりする人が多かった。今でも修行といえばこれらの離島路線を思い浮かべる人が多いだろう(本サイトがこれらの路線を修行路線として紹介しているのはこういう過去があったからです)。しかし2008年から回数基準が撤廃され、これらの離島路線は修行としては極めて効率の悪い路線に成り下がり、逆に羽田~沖縄など長距離路線がもてはやされている。だったら北米や欧州など長距離国際線が一番いいのではと思うかもしれないが、国内線はプレミアムポイントが2倍になることから、費用の観点からあながちそうとも言えない。

ANAの場合、スターアライアンス加盟会社のマイルや搭乗回数もカウントされるため、過去には路線単価が3‚000円程度のタイで修行したツワモノ(現在は不可能)や、格安なチケットが出回っているシンガポール航空を利用した国際線修行も良く耳にする。

総費用としては路線や手法によってことなるが、おおよそ60万円~70万円が目安。世の中入会金100万円の会員制クラブというのは良く聞くが、SFCは入会金60万円+修行の会員制クラブと言えよう(笑)。
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